ニコラス・ウェンディング・レフン監督とライアン・ゴズリング主演の第2弾作品。前作「ドライヴ」のファンはアレレ???と感じたでしょう。アレハンドロ・ホドロスキー監督への献辞がありました。「ドライヴ」同様、ほとんどセリフがない!動かない画面が続き、これは映画館で見ると眠気を誘う、相当やばい映画である。
主演はゴスリングではない。バンコク警察のチャン警部(ヴィタヤ・バンスリンガム)なのだ!兄ビリー(トム・バーク)と弟ジュリアン(ライアン・ゴズリング)はワケあって、バンコクでボクシングジムを経営している。だが、八百長試合に裏稼業と闇の世界に生きている様子。ある夜、ビリーが売春宿で未成年の娼婦を惨殺!チャン警部は娼婦の父親を呼んできて、「お前の好きにしていいよ。」とかたき討ちを公認する。父親はビリーを惨殺!けれどもチャンは「未成年の娘を働かせているんなんて、お前が悪い。」と背中に入れている刀で父親の片腕を切断する。
ジュリアンは娘の父親から訳を聞き、納得!父親を殺すのはやめにした。だが、アメリカで麻薬組織を牛耳っている母親(クリスティン・スコット=トーマス)が、バンコクにやってきて、長男の報復をしようとするのだった。ジュリアンにはダンサーのマイ(ラター・ポーガーム)という恋人がいて、肉体関係はない。母親は刺客を放ち、ビリーを殺した男を殺害。警部の命も狙う。だが、チャン警部は刺客を惨殺する。男の店にやってきて、女の子たちには「お嬢さん方は目をつむっていなさい。これから起こることを見てはいけないよ。」などと言う。
ジュリアンはマイを恋人として母親に紹介するが、「あなたはジュリアンの仕事を知っているの?この子はあんたとヤルために、相当ヤバいことをやっているのよ。ビリーはお●●●●もデカかったけど、この子はフツー。この子はね、私とビリーの関係にヤキモチをやいているのよ。あんたなんか、産まなきゃよかった。周りは堕ろせ、って言ったんだけど私はお前を産んだの。ホント、死ねば良かったのよ!!」などと言う。
チャン警部を襲撃するものの、失敗をする。ジュリアンはなぜか、ジムでチャンとボクシングスタイルで挑むも、圧倒的なチャンの殴打にフルボッコにされてしまう。ズタボロのジュリアンにチャンをやっつけて頂戴!そうしたら、アメリカに一緒に帰りましょう。あなたの面倒は一生みるわ・・・などと心にもないことを言う母親。ジュリアンは警部の家を襲撃するが、一人娘には手を出さないで戻ってくる。一方、母親はチャンに刀で一刀両断にされていた。母の死体を見て、ジュリアンは母親の裂かれた腹部に手を入れる。子宮あたりをまさぐっている。ラスト・・・ジュリアンは幾たびも見ている幻想通り、チャンに両腕を差し出す。刀を振り下ろすチャン。チャン警部のカラオケ・シーンが度々出てきます。
なんだろ・・・この感じ・・・面白くもないのに見てしまう。
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